茶道家よくせんの神社・お寺めぐり

日本に数十万ある神社とお寺。若手茶道家としての目線で紹介していきます。

京都のお寺「紅葉の東福寺」ー京都五山で日本最古にして最大の伽藍

 お気に入りの一枚!
投稿写真
 
 
 
 
11月20日曇りくもり
紅葉シーズン真っ盛り紅葉
朝起きると肌寒く、窓を開けると息が白い。
緑の楓は、紅く美しく色づいているのでしょうか…
せっかくの京都での休日。こんな日は紅葉狩りに行くしかない!
 
 
 
宿は四条河原町の近く、知り合いの家に。(いつもありがとう。アクセスがとても便利です爆  笑笑)
京都発祥の髙島屋や大丸といった百貨店も近く、景観規制がなされている京都の中でも都会的な場所です。
 
 
 
 
寝ぼけた頭でシャワーを浴びて、ペットボトルのお茶を一服。
よし、今日の観光の予定をたてるか。
トリップアドバイザーを開いて、紅葉スポットをチェックします。
レンタサイクルを借りて行けるところは、、、
 
 
 
東福寺」「南禅寺」「清水寺」「永観堂
それぞれの場所は離れているけど、どこもここから20分圏内。
そういえば、この表示を見ていると懐かしい気持ちに、、、
 
 
 
京都に赴任したばかりの頃は、市内の寺社巡りをよくしていました。
川端通りのケーオーD2で一番安い自転車を購入して(安月給だったのでえーん笑)、仕事帰りや休日、毎日のように京都観光してました。
 
 
 
なかでも東福寺は自転車を買ってから初めて観光したお寺。
静岡茶や酒饅頭のレシピを日本に伝えた聖一国師の開山したお寺。(そういえば和菓子食べたい…ニコ
 
 
 
 
よし「東福寺」にしよう!
 
 
 
東福寺とは…
開基は聖一国師京都五山に列せられる名刹で、約800年の歴史をもつ歴史あるお寺です。
御本尊は釈迦如来伏見稲荷大社も近く、京都でもメジャーな観光スポットです⛩
 
 
 
見どころは2つ!
庭園やしの木と紅葉紅葉キラキラ
 
 
 
昭和の伝説的なガーデンデザイナー重森三玲氏がデザインした石庭があります。「永遠のモダン」というテーマで普通の禅宗庭園とは違ったオシャレでメッセージ性のあるお庭です(テーマカッコ良い照れ
 
 
 
境内には楓がたくさん植えられてます。
その中でも通天橋の紅葉は圧巻。
最近では紅葉の雲海と言われ、雲の上に架かる橋を歩いてるような感覚になりますイチョウ
 
 
 
紅やオレンジ、黄や緑といった自然色のグラデーション紅葉が楽しめますイチョウ紅葉
聖一国師が中国から持ち帰った唐楓(黄土色の紅葉)のおかげでより一層綺麗に見えます爆笑
 
 
 
 
これが唐楓です紅葉
グラデーションがすごい。
重要文化財である禅堂が後ろにあります。
鎌倉時代から残るその大きな建物と唐楓、歴史を感じますね。
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祇園四条のレンタサイクル「えむじか」で自転車を1台借り、いざ東福寺へ!
東大路通りを南にまっすぐ進むと15分ほどで到着します。
途中には豊国神社や京都国立博物館三十三間堂など京都を代表する建物が。。。思わず立ち止まって見てしまいそうになりますポーン
 
 
この時期の東福寺はめちゃくちゃ混みます。
見る限り警備員が1、2、3、、、10人以上!
東福寺は本当に広いんです!
早い時間に行かないと観光バスのお客さんたちと時間帯がぶつかり上手く観れなくなってしまうので注意ですゲッソリ
 
 
 
警備員さんに駐輪場の場所を聞き、自転車を置きます。
いやーーー紅葉の場所まで遠い笑い泣き
仕方ないですね笑い泣き
 
 
 
 
境内を奥に進むと東福寺本坊庭園の拝観受付があります。
ここは絶対観た方が良いです!!
重森三玲氏のデザインしたお庭が見れますポーン
 
 
 
 
拝観料400円を支払い、奥へと進む。
本坊とは寺で修行するお坊さんが寝泊まりするところです。
長い廊下を進みながら、キョロキョロしてみるキョロキョロ
とても綺麗にされているなあ。
 
 
 
日本の宗教は穢れを嫌います。
古くは「気枯れ」とも言われ、霊験あらたかな山や渓谷に作られた神社やお寺は、その境内を常に清潔で美しくしてきました。
境内の白砂利は清められているという意味なんですかね?
 
 
 
無駄はものは一切ありません。
金や銀などの装飾はなく、ただただ大きな漆の塗られた梁と漆喰の白壁が連続しています。
 
 
 
こういう何もない空間には、高そうな壺やら花やらを置きたくなりますが、あえて何も置かない。
 
 
 
唯一、装飾が凝っているなと感じたのは、方丈の間から見る勅使門。
蟇股はどうやってこんなに滑らかにしたのかというぐらいの曲線美、茅葺破風屋根には漆をベースとし、金の装飾が施されています。
 
 
 
これが侘び寂びなのか…
 
 
 
 
 
右手が方丈の間、左手が勅使門。
真ん中の石庭が重森三玲氏の作品。
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方丈の間から庭を見ます。
向かって左手には三つの横たわる石が見えます。
それぞれ仙人が住むといわれる瀛州、蓬莱、壺梁を表現していて、それをもう一つの神仙島である方丈から見るようになっている。
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向かって右手には五ヶ所、苔の膨らんだ場所と空に向かって飛び立つ龍のような松が。
これは京都五山を表しています。そして松は神様が宿る神聖な木。
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そして目の前には勅使門。
勅使門は位の高い人を迎える格式高い門です。
この本坊庭園拝観では1番のみどころと言って良いと思います。
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方丈の間には立派な額が。
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さらに奥に進むと、市松模様ツツジ?が見えてきます。
禅宗庭園といえば、曲線的なものが多く、「角が立つ」という言葉もあるように直線的で尖ったものは好まれません。
 
 
 
しかしその中でも修学院離宮にある襖絵にある市松模様からインスパイアされてデザインされたそうで、有識故実にもある縁起の良い柄です。
それを植物で表現するのは流石ですね。
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市松の庭からは紅葉の雲海に架かる通天橋が見えます。
本当に綺麗です。
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苔だけで表現した市松。
もうすごいの一言ですよね。
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本坊庭園の裏手にある即宗院庭園。
ここもまた綺麗な紅葉が見れるお庭です。
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庭の隅にひっそりと咲く松の木。
実はここの一番のみどころはここなのではと思っています。
だってすごいんです!この松の形!!
どんっっ!!!
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見て下さい。
「龍」です。空に向かって飛び立つ「龍」です!!
勝手に名付けちゃいますが、「臥龍松」とします!!
 
 
 
こんなイメージ
↓↓
「龍 空をのぼる」の画像検索結果
 
 
 
横から見ても、本当に空に向かって伸びている。
すごい、、、パワースポットかも。
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しかしこのお庭綺麗ですよー!
ぜひ見にいってください!
投稿写真

 

 

 

北斗七星をイメージしたお庭。

投稿写真

 

 

京都めぐりー紅葉の雲に掛かる橋と北斗の庭🍁✨


京都で1番混雑すると言われている紅葉スポット「東福寺」🍁
京都に住んでいたころから、この時期になるとテレビで見かけてきました📺
今年からついに紅葉の雲海と言われるようになりましたね笑
しかしその名称に負けぬ美しさ…めっちゃ綺麗でした🤤✨


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